受講者の声 ④ーHanamizukiサバトレレポートー
2025年1月24日(金)〜26日(日)JOSA主催World Sailing認定サバイバル・医療トレーニングが北九州市の日本サバイバルトレーニングセンターで開催されました。
小笠原レース2025にエントリーされているHanamizuki teamから5名のクルーの方が参加され、代表として五十嵐氏がレポートをお寄せいただきましたので、受講者の声としてご紹介をさせて頂きます。
受講生の声:五十嵐 厚志氏(Hanamizuki)
写真 :JOSA
1/24,25,26と北九州市戸畑にある日本サバイバルトレーニングセンターでJOSA主催のワールドセーリング認定サバイバルトレーニング、医療トレーニングを受講させていただきました。
我々Hanamizuki teamは小笠原レース2025(OSR カテゴリー2)に参加予定というのもあり、チームから5名World Sailing認定コース, サバイバルトレーニング OSR 6.02, 医療トレーニング OSR 6.05に参加させていただきました。 レースに参加するのに必要だから受講する。という理由ももちろんありますが、我々は主にオフショアレースに参加しますので外洋で救助がなかなか来ない中、自分達の身は自分達で守らなければならないのです。 そういった中、生き残る知識を得るためにも参加させていただきました。
Hanamizuki team
⚫︎DAY1 サバイバル座学
RYAシーサバイバルハンドブックを教科書に講義は進められますが、主に講師の北田氏の実体験、実際に起きたことなどを話してくださいました。 各参加者、参加チームの中には色々なトラブルを経験された方もおり、多くの情報交換も出来ました。 やはり生きた情報はためになります。

⚫︎ DAY2 実技 消火訓練、灯火類実践訓練、シーサバイバル訓練。
消火訓練では消火ブランケット、消火器を使用して実際に火を消します。 使ったことがなく、とても貴重な訓練でした。 消火ブランケットってこんなに効果的なんだ…と勉強になりました。 灯火類の実践もなかなか出来ることではないのでこちらもとても貴重な訓練となりました。

そしてプールでのシーサバイバル訓練。 出来ればライフラフトを使用する機会には遭遇したくはないが、外洋レース、航海をする上で可能性としてはゼロでは無い… ルールで搭載は義務付けられていて、何度かサラッとした講習は受けたことはあるが、実際いざという時に使えるのか? と、今まで疑問ではあったが今回の訓練でラフトの使い方、注意点などなど教わり貴重な知識を得ることが出来た。 また、膨張式ライフジャケットの浮力の違いによる性能差など実際目の前で見て比較出来たのはとても良い経験になりました。

⚫︎Day3 メディカル講義
医師でありセーラーの森村氏が講師で、船上で起こり得る様々な怪我、症状の対処や器具の使い方を学びました。 特に低体温症は詳しく解説があり、もし受講していなかったら絶対に間違えた対処をしてしまっただろうと感じた。

3日間濃密な講習会でした。 安全備品は持っているだけで満足しがちですが使えないと意味がない。 サバイバルもメディカルも知識があれば生き残る確率もだいぶ上がる。 何も起きないのが一番良いですが、いざと言う時は今回のサバイバル、メディカルトレーニング知識が役に立つことだろう。
2025年のサバイバル・メディカルトレーニングの日程を公開中!ご興味のある方は、下の画像リンク先をご確認いただきお申し込みください。

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