2020-03-03
幸希が行く【モナコ編】vol.2
皆さん、こんにちは。
先日JORAに初の女性海外会員として、2月6日〜9日にモナコで開催されたPRIMO CUP – CREDIT SUISSE TROPHYレースに参加された松苗幸希さんからのレポート「幸希が行く」シリーズ。いよいよチャーターしたL30に乗船。ここでちょっとしたサプライズが!第2弾お楽しみください。
文:松苗 幸希氏

モナコに到着してから2日目(2月4日)
急勾配と一方通行の多い街並みにもやっと慣れはじめ、ホテル周辺の住環境も整ってきました。

急勾配の多いモナコの風景
この日は本番で使うチャーター艇の下見をし、艇の状態やロープ類の取り回しの確認。
日本で練習していたL30の取り回しと違う点が結構多くあったので覚えられるのかなという不安が残りました。
昼食を済ませてフリータイムとなり、私は艇で少しやりたいことがあったのでホテルからハーバーまで歩いてリラックスする時間を過ごすことが出来ました。
3日目はいよいよチャーター艇に実際に乗れる日でした。
今回Luka30という艇のレースなのですが、なんとその設計者であるLukaさん本人に直接指導して頂けることになっており、設計者とそのヨットに乗れるという機会は今までのヨット人生の中ではじめての出来事でとても嬉しかったです。

写真奥がL30設計者のLuka氏
短い時間しかなかったので使い方のレクチャーが多くなってしまいましたが、どうしてこのシチュエーションではこのセールを使うか、この走らせ方をするかなど、設計の意図を感じられたので今回の大きな収穫になったと思います。
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4日目はプラクティスレースがありました。
昨日までは私達の他にあまり選手や艇がいなくて本当に明日から大会?と疑いの気持ちがありましたが、レース前日にしてやっと他の艇が揃ってきて大会らしい雰囲気になってきました。

いよいよ出艇
私達3人の他にクラス会長のラスモスさん(昨年度チャンピオン)、さらにもう1人みんなが取り合うくらい上手いセーラーだよと紹介されたセールメーカーのアレックスさんにも乗ってもらい5人体制でレースに臨むことになりました。

L30協会長のラスモス氏と北田さん
今回は助っ人外国人達の技術を出来るだけ盗んで帰ろうという作戦を立てたのでどんなセーリングが出来るのかと期待していたのですが、トリマーをやったアレックスがあれ?(笑)という感じだったので、明日から4人にする?みたいなヒソヒソ話しに(笑)
プラクティスレースは3メートル程の軽風から徐々に風が落ちて迫力に欠けましたが、手合わせとしてはなんとなく感じが掴めたのはよかったです。
その夜、明日からはラスモスにトリマーをお願いしようと作戦を立てて本番に備えました。

p.s. Luka氏と協会長ラスモス氏が協力してくれたのは、北田さんが1年ほど前から積極的に人間関係を築いてきたからだと後になって知りました。
松苗幸希:北海道札幌市出身。49erFXでの活動を中心として、 国体、キールボート(クルーザ一)でマッチレ一スや外洋レ一ス、北海道、関東の中高大学生のコーチングも行う。
詳細はこちら→ Sailors 松苗幸希
今回JORAの海外会員としてL30のレースに参戦。その様子を「幸希が行く」としてシリーズでお届けします。
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