木田修二氏「WORLD SAILING サバイバル講習参加レポート」
記:木田 修二
2017年9月19日から21日までの3日間、フランス・ロリアンにて講習を受けてきましたので、感想やどんな ことをしてきたかを皆さんにお知らせしたいと思います。
ちなみに、私はフランス語は全くダメでしたが、現地スタッフのPatriziaさんが同席してくれ てその都度通訳をしてくれましたので、言葉の不安はありませんでした。そもそも渡仏も初 めてのことでしたので、JORA理事の北田さんも事務局の清水さんも、私が講習の現地に辿り着けるかどうか心配されていたようです。私自身も講習実施の日程の前々日に現地入りをして、前日は講習会場の場所の確認をするつもりでおりました。
【さあ、出発!編】
さて、関西国際空港からエールフランスに乗り込んで、シャルルドゴール空港に着いたのは 夕方でした。空港の見取り図を持参していましたが、インフォメーションでTGVの駅の場所を 聞き出してレンヌ行きの列車に乗りました。
この国では列車がホームに入ってから発車まで あまり時間がありません。入って来た列車の写真など撮っている間に、自分の乗るべき車両がわからなくなってしまい、ホームにいた駅員さんにチケットを見せて6号車はどこだ? と尋ねましたが、もう発車するのでとにかく乗れといわれ乗りましたが、車内から自分の席を 探しに行くにも長く連結された車両を渡り歩くのが気が咎めたのでデッキで立って過ごすことにしました。
すでに夕暮れを過ぎて車窓の景色も見えずに荷物置き場のデッキに佇むこと 一時間少々、車掌さんが来たので自分の席が何処かわからないので教えて欲しいと頼んだところ、空いている席があるのでとりあえず座ってろ、ルマンで停車するのでそこで自分の 席のある車両へ移動しろとのこと。
こちらも向こうもカタコト英語で意思疏通ができました。 優しい車掌さんでよかった・・・
ルマンで優しい車掌さんが遠くはなれた本来私が予約してあった車両まで案内してくれて、落ち着いて列車の旅をする間もなく、レンヌという駅で乗り換えです。
北田さんから、乗り換えは 時間の猶予が少ないので注意してないと置いてきぼりをくらうよ、とアドバイスをもらって いたことと、列車はおよそ30分遅れでしたので、レンヌに着くや否や階段を駆け上り掲示板 を探し自分の乗るべき列車のホームを確認します。
なんということでしょう!
乗るべき列車は今乗っていた列車のホーム反対側に止まっていました。階段を駆け下りて車両の番号を探し、席の番号を見つけた時には列車は走り出していました。
そんなこんなでロリアンに着いたのは午後11時過ぎ、駅前には通訳のPatrizia が手配してくれたタクシーが待っていてくれました。タクシーで10分ほどでホテルにつきましたが、ホテルの中は真っ暗!不安な気持ちでタクシーを降りましたが、もしも入口の鍵がかかっているなら当直を叩き起こすかドアを蹴破る覚悟で突入しました。幸い鍵は開いていて中に入れましたがフロントと思しき小窓はシャッターが閉まり、併設のレストランのドアは強力に施錠されていました。小窓の下の小さなカウンターに封筒が置かれていてそこに自分の名前を発 見できた時は安堵しましたが、なにせ要領のよくわからない外国の小さなホテル、部屋へたどり着いた時にはもう何が起きても驚かないような気分になっていました。おやすみなさいー
【講習前日編】
この日は前日に予定通りにロリアンにたどり着けたので、講習会場の確認と街の散策です。
目が覚めたのは現地時間の午前7時ころ、しかしこの国ではまだ夜明け前です。
二度寝を決め込んで起きたのは9時過ぎ、前日駅で買ったサンドイッチがあったので部屋で食べてから1階のレストランでコーヒーを頼んでみました。宿の主人と思しきおじさんと従業員と思しきおねいさんとで下手な英語を使う東洋人の相手をしてくれました。主人にコーヒーは アメリカンでたくさん淹れてくれと頼んで、おねえさんに昨夜遅く来てチェックインをまだしてないよというと、デポジットさせてくれとなりました。コーヒー代は1ユーロ50 、意外に安かった。コーヒーの後、散策開始。
ホテルは港のすぐ傍、近所には海産物の流通施設や造船所や鉄工所、倉庫が多い地区です。 倉庫や工場の街並みを歩いて岸壁へ出てみると遊覧船か海上バスの乗り場、遠くにヨットハー バーなどがあり、港街風情が感じられます。
ホテルの向かい側には大きな回転台の跡地を取り囲むように造船所や倉庫が乱立しています。
今回の講習会場はこの大きな円形の敷地の向こう側です。歩いて行くと遠回りしなくてはいけません。会場まで徒歩でどのくらいかかるか確かめるために歩いてみることにしました。
てくてくゆっくり歩いて、いわゆるLA BASEには30分くらいで到着。
早速BASE内を見てまわります。
ここは第二次世界大戦当時、ドイツの潜水艦基地として作られた施設だそうです。
広い敷地に大きな建物がいくつかあって、そのうちのK3という建物に隣接している小屋が今回の会場です。岸壁には数は多くないですがヨットやボートが係留されている桟橋がでています。
桟橋にはゲートがなくて誰でも入れちゃいます。小さなMINI6.50は勿論、Class40や IMOCA60などのレース艇が目を引きます。 興味深々で見ているうちに午後になっていましたので施設内のレストランでビールと昼ご飯をとってホテルに戻って小休止。夕方からは港とは反対方向の街の中心部へ行ってみました。
大通りから伸びる小道にはヨーロッパ風の住宅やアパートが並んでいて、一時の観光気分に浸 れました。スーパーで夕食とビールを買ってリンゴをかじりながら散歩、ホテル着でこの日は終了となりました。
【講習1日目】
9月19日、13時30分から講習開始です。
ホテルのレストランでパンとコーヒーの朝食をとり、11時にBASEにあるレストランでPatriziaと待ち合わせでしたが、少し早めに出かけて再びBaseを散策。
小学生くらいの子供たちがたくさんやってきていて、帆船やヨットの見学をしているようです。ジョギングや犬の散歩で訪れている人たちも多く見受けられました。
11時ちょうどにPatrizia が現れ、JORAの現地スタッフ・コーチのJeanも来ているということで、3人で貴帆を見に行こうということになりました。車で数分のところにある造船所の工場に貴帆はキールを外し、マストも倒した状態で保管されていて、初めて見るClass40でしたが上架されているためかとても大きく感じました。
デッキにあがり、Jeanが装備を説明してくれました。
コックピットは広く操作性は良いでしょうけれど、体の小さい私にはちょっと大変かな?という印象です。船内にはど真ん中にいわゆるチャートテーブルやGPSと無線などがあり、テーブルと計器盤はヒールにあわせて傾 くようになっています。両側のミジップにはウォーターバラストタンク、吊りボンクが両側 に一箇所づつや造水機などもあり、一人か二人で走らせるにはなかなか大変そうな雰囲気です。しっかり構造と仕組みと操作のしかたを理解していないと、的確な行動は無理かもしれません。この日はあまり時間がありませんでしたので、次回はしっかり船のことを勉強しなくて はなりません。
LA BASEにもどりレストランで昼食。
ここでJeanの彼女のAnnaが合流。彼女は現在Oman Sailに所属しているそうですが、以前はClass40でNIVEAに乗っていたそうです。さらにそこへPatrizia の友人のイタリアーノも合流してフランス語・英語・イタリア語・日本語の入り乱れる楽しいランチになりました。
午後からさっそく講習会場へ突撃です。
講習に参加した人たちは私を含めて6名。
意外なことに、ほとんどの人がレースをしない人たちでした。私はヨーロッパでのロングのオフショアレースに参加する前提でこの講習に参加しましたが、彼らはレースに参加しなくとも自分や家族や仲間を守るために講習を受けに来ているわけです。安全に対する意識の違いを見せつけられたような気がしました。
この日は夕方まで座学が行われ、長い航海をするときの準備や心構えや一人で行く場合の装備や船内生活のサイクルなどの話がありました。 概ね知っていることも多くて理解できましたが、マストに登るときにはヘルメットを着用したほうが良いでしょうとか、艇体放棄でライフラフトに乗ったら船酔いしない人でも酔い止 めの薬を飲んだほうが良いとか、自分になかった知識もあって有意義な講習でした。
また漂流時間が長くなってしまった場合、サバイバルツールに含まれる釣り道具で魚が獲れて食べた時にアニサキス症を引き起こす可能性があるが、人によっては重大なアレルギー症状 がでるので、それに対応した薬も装備するべきでしょうという話もありました。
この日は夕方から雨になりました。
夜になって気温も下がりましたので街へも出ずに早めに寝ることにしました。
【講習2日目】
ロリアンの夜明けは遅く、日の出は朝8時半頃です。
この日の集合時間は朝8時15分、夜明けの街。
今日はプールでの実習講義で、参加者みんなでバンに乗り込み実習会場へ。
ネオプレーンのサバイバルスーツに着替えて待機しますが、自分のサバイバルスーツ持参したツワモノもい ます。プールサイドでライフラフトの展開について話を聞きます。通訳のPatrizia もサバイバルスーツを着て実習に参加です。
水の上でラフトを展開して全員で乗り込みましたが定員 一杯で乗ると予想通りかなり狭いです。しかも屋根が低くて居心地はよくありません。ラフトに積まれている装備品やナイフなどを確認します。ラフトの外には乗り込むためのベルトでできた梯子や小さなドローグアンカー、摑まるためののベルトやロープ、私にとっては初めての経験でした。
一度全員でラフトから出てラフトなしで救助を待つ体勢や数人で救助を待つときに空から発見されやすくする方法、数人で離れないように泳いで移動する方法などを学びました。
圧巻だったのはヘリコプターに吊り上げてもらう場合の訓練でした。ヘリは使いませんでしたが、実際にワイヤーとフックが降りてきて吊り上げてもらいました。数メートルの波が上下する中で的確に行動できるかどうか不安ですが、一度も経験がないよりもはるかにマシでしょう。
プールでの実習の最後はライフラフトの沈起しです。
今回使用したプラスチモのラフトはラフトの底にロープが廻っていて比較的簡単に起こすことができましたが、すべてのメーカーのものが同様に起こせるかどうかはわかりませんし、大時化で風が暴力的に強い場合は難易度はかなり上がるでしょう。二人三人がかりでなければ起きない可能性もあるでしょう。そうなれば、やはり船に乗っている全員がライフラフトの扱いを理解していなければならないのは当然です。
この日のランチは参加者全員で近くのレストランでヨット談義に花が咲きました。そしてこの国では当然食事しながらワインを愉しむのも忘れません。午後からは、フレアや火薬類の実習と消化器の取り扱いです。
火薬類は様々なタイプのものがあって用途も違います。実際にやってみたのは、水に浮く缶詰めのような外観のスモークと手に持つタイプのフレアでした。それぞれプルタブを引くと動作する仕組みでしたが、マッチのようにこすって着火するタイプもあります。筒や缶の外側に使用方法が必ず書かれているとのことでしたが、小さな文字やイラストが非常時に正しく読み取れる自信はありませんので、これも日頃の訓練や準備が重要です。
Gunタイプのフレアを是非経験しておきたいと思っていましたが、講習施設が港の中にあることでそれは叶いませんでした。
消火訓練は火災の原因や何が燃えているかによって、マッチする消化剤の選択も重要とのことでした。日本でいうてんぷら油の鍋の消火から訓練開始です。油が燃える鍋に濡らしたタオルを被せてて消火完了!これは簡単です。続いて炭酸ガスの消化器の訓練、普通の消化器と同様にレバーを握ると炭酸ガスが噴出します。ホースがありませんので向きを調整するために握っているレバーを傾ける必要があるのですが本体のボンベの重量でなかなか大変です。このとき本体に手を添えるとこれが楽ですが、液体の炭酸ガスが本体の中で気化しますので本体は超低温になります。手袋をしていても本体には触れるなと指導をうけました。
粉の消化器も操作しましたが、これは皆さんご存知の通り目や鼻、喉に悪い影響がでます。
しかし人体に有害な物質ではないので安心して使えとの指導でした。他に泡タイプの消化器がありますが、水と洗剤を合わせた液体でも消火の効果が得られるとのことでした。
一通り実技が終わり、安全対策とサバイバルのまとめの話がありました。非常持ち出し袋に何を入れるか、PLBも持つべきであるとかジャックラインやテザー・ハーネスについて、レーダーやAISの活用など今日は盛りだくさんな1日で、最後に簡単な筆記試験がありましたが、問題はYES ・NOの選択9問のみで、フランス語の理解できない私でもなんとかこなすことができました。
【三日目、講習最終日】
この日も夜明けの頃に講習会場へ。
会場では休憩時間に50セントでエスプレッソマシンでコーヒーが飲めます。朝のコーヒーを飲んで講習開始!
今日はメディカルの講習です。救急救命の話から始まりました。一般的な喉に何か詰まれせた場合の対応から始まり心臓マッサージの方法など、このあたりは数年前にうけた自治体消防署での講習とほぼ同じでした。しかし、普段使うことのないCPRの方法はまるで忘れていて、数年おきの再受講は必要だと感じました。人形を使った心臓マッサージやAEDの取り扱いなど、CPRが一通り終わったら今度は怪我の対処方法を学びます。
傷口を強く押さえてからの止血の方法や便利な道具など実物を見せてもらいながら話を聞きました。
この後講師が交代して、より医学的な話へと続きます。
彼はヴァンデグローブにメディカルスタッフとして関わったことがあるそうです。
容体の良くない人を系統立てて観察して対応と処置を施す方法の話がありました。このあたりはちょっと復習しないと記憶が曖昧になってしまっています。後日英語で書かれたテキストを送ってもらえることになりましたので、テキストが届いたらもう一度勉強しようと思っています。また、長距離の航海の場合、盲腸や虫歯などは出発前に解決しておくほうが良いであるとか、船内食をフリーズドライやレトルトに頼るなら出発前からそのような食事をして体を慣らしておく必要性、もちろんアレルギーに関わる食料の選択やアレルギー症状が出た場合の対応などを、時には講師の方が患者役になり実技を交えながらの充実した内容でした。特に日本では経験できない傷口を糸やステープルで閉じる実技も経験できました。その学習の成果を発揮する場面がないのが良いことなのですが、万が一の場合の対応の準備はできました。
この日のランチは日本風に言えばお弁当スタイルのランチが配られ参加者みなさんといただきました。ランチのときのおしゃべりの話題に食品添加物や農薬の話になって、ある人が大手スーパーで売られている食品は信用できないと発言し、日本ではそのあたりどうなの?的な質問がきました。当然日本でも同様で、しかも価格の極端に安いものは注意が必要であることと、私が暮らしている北海道は自然が豊かで海産物も畑のものも比較的安心なものが手に入りやすいですよと説明すると、日本は小さな島国で広い畑が本当にあるのか?と尋ねられました。このときは、彼らに北海道の見渡す限り一面広大な畑ばかりの景色を見せてあげたくなりました。
この話題は、最後に参加者の一人が「実は私その大手スーパーで働いています」と発言が出て、一同が OH!ごめんなさい!あなたを責めてたわけじゃないのよ、許して的な苦笑いで締めくくりとなりました。
こんなふうに、あるときは和気藹々、あるときは真剣な質問や意見の交換、あるときは冗談を交えながらの講習と、Patriziaがいてくれたおかげで言葉の壁を全く意識せずに三日間の講習を終えることができました。
【講習番外編】
講習が全て終わって、Patrizia、Jeanにお礼とさよならを告げ、さっそく帰る支度です。
翌朝のTGVを日本を発つ前に予約してありましたので、チケットを確認したところ乗り換えが二回になっています。
北田さんに講習が無事終わったこととTGVの乗り換えが2回あるので気をつけて帰りますとメールしたところ、2回乗り換え?おかしいんじゃない?との返信があり、チケットを出して乗り換えの駅と地図とを見比べました。モンパルナスからパリ東駅へ移動して別のTGVで一度パリよりも東の街へ出てシャルルドゴール空港着のルートでした。
チケットは空港までの分があるのでこのまま遠回りして空港へTGVでも帰れますが、チケットをよく見ると手数料がかかるけどキャンセルできる旨の記載がありました。モンパルナスから空港行きのバスがあるので明日、列車に乗る前に駅でモンパルナス以降の分をキャンセルしてみようと決めました。フランスやパリの地理に疎いくせに自分で列車を予約した結果です。出発前の準備で北田さんや清水さんに相談すべきだったと少し反省しました。
明けてフランス出発の朝。
いつものように夜明けの街を歩きマクドナルドで朝マックをして駅に到着。駅員にチケットのキャンセルを申し出たところチケットオフィスはクローズしているので対応できないとのこと。
駅に備え付けの券売機で同様のことができそうなのでQRコードをかざして操作してみますが、全区間キャンセルの方法しか見当たりません。
列車の発車時刻も迫ってきたので、到着駅で同じように券売機を探してやってみることにして列車の旅にでました。モンパルナスまでは乗り換えなしで快適です。郊外に出ると北海道のような広い畑が広がっていました。時々現れる小さなお城やヨーロッパ風な建築の農家以外は本当に北海道のようでした。
列車の旅を楽しむのもつかの間、モンパルナスに到着。列車を降りて長いホームを歩き、駅内のインフォメーションでチケットのキャンセルはどこでできるか尋ねました。チケットオフィスの場所を教えてくれましたのでさっそく突撃です。しかし、発券機から番号札を取ってしばらく待たなくてなりませんでした。オフィスの一角に先ほどロリアンの駅で操作した機械を見つけたのでQRコードをかざしてみます。読み取り後、キャンセルの手続きを進めるとこのチケットはこの駅では手続きできないとつれない表示・・・
もう一度番号札を取って順番の列に並ぶ気にもなれずに残りの列車のチケットのキャンセルはあきらめることにしました。ここから空港まではバス一本で行けるそうなので、バス停を確認するために駅を出て見るとパリの街が広がっています。さすが都会ですが、聞いていたほど空気は悪くありません。バス停は駅前から少し離れた駅舎の横にありました。
バスに乗るときに車内でチケットが買えるそうですが、バス停の傍にチケット売り場がありましたので、買っておくことにしました。行先が数種類あって、シャルルドゴール行きはLINE4です。10ユーロ札が何枚か財布に残っていたので現金で払おうとしたら、係りのおねえさんはNo,Cash! Card Only. おぉ、都会の人は冷たいのね。カードで払うとA4くらいの大きさの印刷物とカバンにつけるタグのような細長い印刷物、どっちがチケットなんだろ?わからないけど両方ポケットにつっこんでランチにすることにしました。おねえさんに荷物を預かってくれるとこはないか尋ねましたが、つれない返事。やっぱ、都会は厳しいわぁ・・・
街を歩いてみたかったけど、荷物があるので諦めて駅構内でランチを済ませることにしました。パン屋さんでパンとコーヒーを買い併設のテーブルでランチタイム。
本屋さんやおみやげ屋さんなど覗いて午後3発のバスに乗りました。シャルルドゴール空港は巨大な空港で降りるバス停を間違えると移動も大変です。私が行きたい空港のターミナルは2F、幸いバスの終点です。終点についてゆっくり最後にバスを降り目的のターミナルに入れました。バスは少し遅れて到着しましたが、飛行機が発つ時間までまだ2時間半ほど余裕があります。さっさとチェックインしてコーヒーをゆっくり飲んでフランスを発つことができました。
ありがとうフランス、ありがとうロリアン!
そして何より、最初から最後まで心配してくれていた北田さんと清水さんに感謝とお礼を申しあげます。これからもお世話になるであろう、PatriziaとJean にもお礼と感謝を申しあげます。
今後、私がフランスやヨーロッパでどのような活動ができるのか私自身にもまだわかりません。それでも、JORAも現地ロリアンスタッフも私がやりたいことに関してサポートしてくれたり、受け入れてくれるであろうことは今回確信できました。
JORAのWEBサイトをご覧になっている人で、少しでも自分もやってみたいと思っている人がいるならば、是非最初の一歩を踏み出してみてください。そこのハードルは全く高くありません。年齢も性別も関係ありません。ヨットのスキルも最初は大きな問題ではありません。是非、一緒にやりましょう!
覆面セーラ1号 こと
木田 修二
覆面セーラー1号Facebookページ
https://www.facebook.com/undercoversailor1go/
※講習会場内での撮影は禁止でしたが、許可を頂いた時と講習終了後に撮影させていただきました。
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2018/08/27
Tip&Shaft Vol.22017/12/04
Tip&Shaft Vol.1