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2024-01-24

JOSA「風の会」の輪、広がる。

JOSAでは全国のヨット乗り、特に長距離航海を愛する外洋セーラーの交流を広げるべく、JOSA「風の会」の会合が年を跨いで三ヶ所で行われました。先ずは北海道函館で「北風会」(2023年12月28日)、愛知県名古屋で「西風会」(2024年1月7日)、そして東京で「東風会」(2024年1月19日)が開催され、総勢42名が参加して大いに盛り上がりました。今回は以前サバイバル・メディカルトレーニングを受講された方々に参加を募り、また直近のJOSA活動を共にされた会員にお声掛けしました。

北風会の様子
北風会の様子
西風会の様子
西風会の様子
東風会の様子
東風会の様子

「風の会」とは?

「風の会」っていったい何?という疑問に、児玉理事が答えてくれました。

「風の会」って何なんでしょうね。
ヨット乗りの集まりには違いが無いですが・・・
よりによって寒くて荒れる海に船を出す人がいる。
他の艇を競争で負かせるのが大好き、何が何でも勝ちたい、と競争にうつつを抜かす人がいる。
コツコツといつまでたっても終わらない整備を延々と続けるオタクもいる。
ただボーと海を見ながら日向ぼっこ、ワイン片手はいいけれど船を出したのを見たことのない人もいる。
それら全てがヨット乗り・・船を愛し、風を体で感じる感性を持つ人種だ。
風と言っても様々だ。冬の突き刺さるような強風にいたぶられ、春の穏やかな風に癒され、夏のスプレイを心地いいと感じ、秋の透明な空気を胸いっぱい吸い込むことで人生の満足を味わう人たちだ。
「風の会」はそんな様々なヨット乗りがただ集まって、飲んで、しゃべって、騒ぐ場所だ。
そこには何の目的もない、役割もない、したがって責任もない、オーナーも無ければクルーもない。ただの一度もヨットに乗ったこともない人だっているかもしれない。
ただ海を感じ、風を感じる時間を共有できることで、それで何となく幸せ・・になれれば良いじゃないか。
そんな空気の様な「風の会」を支えてくれる人たちがいる。
JOSAありがとう! Sail-Onありがとう!

JOSA2023年の活動報告

2023年のJOSAの活動を東風会で発表されたプレゼンテーションスライドを元にお伝えしていきます。

JOSAは、2023年3月23日(木)~3月26日(日)に横浜ベイサイドマリーナ会場で開催されたジャパンインターナショナルボートショーに出展しました。フランスから戻ってきた貴帆のフローティング展示、テントブースではサバイバルトレーニングの紹介や欧州のマリングッズを展示しました。

そして4月には日本初となるOSRカテゴリー2のレースである小笠原レース(神奈川沖〜小笠原村父島までの500NM)をJSAFと共同主催しました。

その小笠原レースに先立ち、サバイバル・メディカルトレーニングを2月に北九州市で開催。小笠原レースに参加するセーラーが多数参加され、非常に熱気のこもったトレーニングとなりました。

10月にはご要望の多かった関東で初開催。実際に海水で船体放棄のラフト乗り込み訓練などが2回に分けて行われました。

この第3回では舵社の中村編集チーフが取材参加して、Kaziの1月号、2月号に分けて特集記事を組んでいただきました。

9月24日には、森村理事が会長を務める大阪北港ヨットクラブ主催の大阪湾ダブルハンドヨットレースに協賛しました。

Ocean Boot Camp

小笠原レースでは吉富愛さんと宇田川真乃さんの二人が、Ocean Boot Campの一環として小笠原レースに貴帆で挑戦。見事優勝とコースレコードを記録するラインオナー賞を獲得しました。

6/27〜7/01の期間に風の会会員である木田さん、重野さん(弥勒IIで小笠原レース参加)、堤さん(Thetis-4で小笠原レース参加)の3名が浦賀〜函館間のOcean Boot Campに参加されました。

その後、青森〜函館間の約56NMの青函レースに参戦。青森港では地元の東奥日報にJOSAの活動を取材していただきました。

函館に係留している貴帆を10月のサバイバルトレーニングに使用するため、ホームポートであるシティマリーナヴィラシスまでOcean Boot "Petit"Campで移動しました。

11月4日に行われた小網代カップではレース艇を伴走しながらトレーニングを行いました。

会員活動紹介

会員の鈴木裕介さんは、小笠原レースではBITTER ENDで最年少スキッパーとして見事完走。6月の初島ダブルハンドレースでは守屋有紗さんとCクラス3位入賞。そしてサバイバルトレーニングでは、海面サポートとして大活躍してくれました。

そして児玉理事のThetis-4は、小笠原レース2位。7月のパールレースではORC・IRC共にクラス優勝。ORCは2年連続優勝となりました。

会員艇では弥勒IIの伊藤スキッパーが完走。自作されたヨットで荒れたレースを完走されました。

西風会に参加された邨瀬さんと高原さんのペアは、ダブルハンドで素晴らしい成績を納められました。高原さんは、ミニトランザット2025に自艇で挑戦されます。

西風会の幹事を務めていただきました加藤オーナーのチームHARUKAでは素晴らしいムービーをご提供いただきました。

JOSA Award 2023発表

タフなコンディションとなった小笠原レースで、宇田川さんとほぼダブルハンドで帆走りきった吉富愛さんがJOSA Award 2023を受賞。外洋女子として更なる活躍を期待しています。

喜びの声をお聞きください。

JOSA Award 敢闘賞は鈴木裕介さんが受賞されました。先程ご紹介した通り、小笠原レース最年少スキッパーとして完走。初島ダブルハンドヨットレース入賞という素晴らしい成績だけでなく、小笠原レース後疲れているにも関わらず、表彰式後の懇親会用ムービーを寝ずに作成。またサバイバルトレーニングのサポートなど、その献身に感謝を込めて敢闘賞をお送りいたします。

かっこいいパパで誇らしいですね。喜びの声をお聞きください。

吉富愛さん、鈴木裕介さん、おめでとうございます!

2024年の予定は?

  • 3月には昨年に続きジャパンインターナショナルボートショーに出展いたします。今年はパシフィコ横浜会場です。ぜひお越しください。
  • サバイバル・メディカルトレーニングは、4月、6月、9月、そして11月の4回開催を予定しております。間も無く公示いたしますのでお待ちください。
  • Ocean Boot Campは東海、関西方面への展開。更にその先には沖縄東海レース。熱い一年になりそうです。
  • そして小笠原レース2025が開催決定。2025年はメルボルン大阪ダブルハンドヨットレースが開催されます。どんどん外洋セーリング界を盛り上げていきたいと思います。

年末年始のお忙しい中、プレゼンテーションスライドをまとめていただいた鈴木裕介さんと飯泉慧さんには事務局一同感謝申し上げます。

風の会へのお誘い

最後まで読んでいただきありがとうございます。風の会にご興味を持っていただき入会をご検討される方は、下記ボタンのページからお申し込みが可能です。海と風を感じるヨット仲間のご参加を心よりお待ちしております。

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