World Sailing認定コース
サバイバル・メディカルトレーニングとは
ヨットレースやクルージングなどの海のレジャーは、自然の豊かさに触れ、また気の置けない仲間たちとの楽しいひと時を提供してくれます。
しかし、痛ましい海難事故が記憶に新しい昨今、オーシャンレースに限らず、予測のつかない大自然を相手にした外洋航海をするためには、速やかな救助が期待できない海況や場所で極限状態に陥った艇の対処法や、艇から脱出した後、あるいは落水してしまったクルーが生き残るための知識とそれを実践するための訓練が必要です。
そのようなご要望に応えるべく、日本オーシャンセーラー協会(以下JOSA)では、World Sailing認定コース, サバイバルトレーニング OSR 6.02, 医療トレーニング OSR 6.05を下記の日程で開催いたします。
今回は、以前サバイバル・メディカルトレーニングを受けて有効期限が切れた方への更新講習も同時に行います。
参加をご検討されている方は、ご都合が付けばぜひお申し込みください。
ワールドセーリングOSRカテゴリー0,1,2のレースで要求されるトレーニングを国内で受講できるのは、このサバイバルトレーニング OSR 6.02, 医療トレーニング OSR 6.05だけです。(2024年11月現在)
World Sailing 認定コース
主催:一般社団法人日本オーシャンセーラー協会(JOSA)
公認:(公財)日本セーリング連盟(JSAF) 外洋常任委員会
2025年開催日程:
- 新規受講 1月24日(金)〜26日(日)(3日間)
- 更新受講 1月25日(土)〜26日(日)(2日間)
※次回開催は5月以降となります。
会場:
日本サバイバルトレーニングセンター
〒804-0076 福岡県北九州市戸畑区銀座2丁目6番27号
講習内容等:
・World Sailing 外洋特別規定 6.02 のサバイバルトレーニング(座学・実技) 講師:北田 浩氏(JOSA)
・World Sailing 外洋特別規定 6.05 の医療トレーニング 講師:森村圭一朗氏(JOSA)
募集定数:開催最小人数10人〜最大定員20人(受講料振込完了にて受付完了)
受講者は健康診断書、健康状態確認書、事故時の自己責任承諾書などを提出していただきます。詳しくは申し込み完了後にご案内いたします。
受講料:
■新規受講:12万円 (旅費・宿泊・食事等は別途各自負担)
※但し、JSAF会員の受講料は11万円とする。
※JOSA「風の会」メンバーはそれぞれの受講料から1万円割引き(前年入会者対象)
■更新受講:9万円 (旅費・宿泊・食事等は別途各自負担)
※但し、JSAF会員の受講料は8万円とする。
※JOSA「風の会」メンバーは受講料から1万円割引き(前年入会者対象)
※募集定数を越えましたので、開催会場と交渉して募集定数を16名から20名に増員しました。残りわずかですのでお急ぎください
※受講者募集案内の詳細は、下記ボタンよりご確認ください。
※募集定数を超過した場合及び満たない場合は、次回日程までお待ちいただくこともございます。予めご了承の程よろしくお願いいたします。
主要トレーニング
コースを受けるメリット
- JSAF会員は、コース終了後の確認テストに合格するとJSAFが発行するWorld Sailing認定証を受け取ることができる。
- 国際基準の海上におけるサバイバル知識と実践、船上で怪我や病気になった場合のファーストエイド知識と実践を学ぶことができる。
- トレーニング参加セーラー同士の出会いや情報交換などの友好的つながりができる。(事例:1月参加者から外洋ダブルス日本選手権の参加ペアが誕生)
これまでの実績
これまで海外の外洋レースに出場するための資格として、World Sailingの外洋特別規定 6.02 のサバイバルトレーニングと外洋特別規定 6.05 の医療トレーニングを受けるためには、海外の専門機関での受講が必須となっておりました。
日本オーシャンセーラー協会(JOSA)は、日本で日本人トレーナーによるトレーニングの実施を目指し、フランスのトレーニング機関と協力して、2019年にはフランス人講師を招聘して日本で初めてのワールドセーリングOSRカテゴリー0,1,2のレースで要求されるトレーニングをわが国で初めてフルスペックで行いました。(当時はJORA)
児玉理事によるレポートをご確認ください。
そして、コロナ禍で延期されましたが、2022年に日本で日本語で行われるサバイバル・メディカル(ファーストエイド)トレーニングを開催するところまで漕ぎ着けることができました。
2022年1月に行われたトレーニングは、日本セーリング連盟(JSAF)が発行する、最初のWorld Sailing認定コースです。
参加された今津氏によるレポートをご確認ください。
その他受講者の声
- 今まで受けてきた中で一番簡潔に必要な情報(ヨットに関した)が理解できた気がします。
- 実用に基づいたライフジャケットの使い方、サバイバルスーツの役目、また様々な先進の海外の用具を知ることができた。安全、生き延びることのスキルとなぜやるかが分かった。
2022年6月開催の受講者アンケートより抜粋
- 経験に基づいた話、情報が多くあり面白かった。教科書に沿った通り一片の話でなく良かったです。
JSAFとJOSAは、今後外洋レースや、長距離外洋クルージングを目指す多くのセーラーの安全のために、毎年1〜2回の開催を予定しております。またトレーニングを通して、多くのセーラーに海の安全に対する啓蒙活動を行なっていきます。
※参加定数を越えましたので、開催会場と交渉して募集定数を16名から20名に増員しました。残りわずかですのでお急ぎください
※受講者募集案内の詳細は、下記ボタンよりご確認ください。